劇団 座・未来 Staff Blog




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道をひらく者達 ::: 2017.08.23 Wednesday

「わたれ、風 ひらけ、道」の重要な登場人物として、三人の若者がいます。


〇前首長の第二夫人の子であり、現首長のアサト。
〇前首長の第一夫人の子にして、アサトの腹違いの兄であるヨヒト。
〇現代から、大学教授の本橋と共にタイムスリップしてきた助手の女子大生、加藤。


彼らは、現代で言うミレニアル世代の若者の特徴をそれぞれ有しているように捉えられます。



アサト‐演:大田雄磨(NIE'S)

強大な大和王権より交流を申し込まれた今作の舞台、古代のミナトのくに。
村の長老たちは二派に分かれ、慎重に対応を議論します。
しかし若き長アサトは、とにかくひとまず遣いの者と会って話を聞いてみようというスタンスを取ります。

外部からの新しい刺激に恐れや嫌悪感を持たず、まっさらな気持ちでまずは触れてみようとする。
善し悪しは別として、誰しもが大人になるにつれ埋没していってしまう純粋なありかたなのではないでしょうか。
知識や経験は財産ですが、ときに人を縛って身動きを取れなくもしてしまうものです。
その制約を受けず、なんでも吸収し伸び伸びと成長していくアサトの姿は、現代の人々から見ても、新鮮なリーダー像として映るのではないでしょうか。



ヨヒト‐演:石内裕之(NIE'S)

誰よりも優しい青年ヨヒト。
前首長の第一子でありながら首長に選ばれませんでした。
母キナリはそれが面白くなく、不器用が故のいびつな愛情をヨヒトに注ぎます。
ヨヒトは、母の悲しみは自分の責任だと感じ、いつしか、常にキナリの顔色を伺いながら過ごすようになりました。

しかし、カリスマ性を持ち民をまとめあげるアサトの姿にコンプレックスが募るばかり。

いつの時代も、大衆はリーダーに分かりやすい「早さ(速さ)」「強さ」「賢さ」を求めます。
そのニーズに適応できず生きづらさを抱えるヨヒトの姿は、現代の非正規雇用・ニート・ひきこもり…等に重なります。

彼を理解し、寄り添ってくれる存在はどこにいるのでしょうか。



加藤‐演:豊岡絵里奈

ひょんなことから、古代の新潟、ミナトのくににタイムスリップしてしまった本橋教授の助手、加藤。

最初こそ非常事態にパニックを起こしますが、同世代であるアサト、巫女のイサナらとすぐに打ち解け、信頼を置きます。
出会い方や一緒にいた時間の長さは関係無く、自分が認めた人間には対等な「仲間」として接します。

勉強が苦手で単位を落としそうだったり、大学の先生である本橋に少々敬意を欠いた態度を取る、といった一面も持ち合わせていますが、友達を大切にする思いやりの深い今どきの女子大生です。




こんな若者達を中心に繰り広げられる物語「わたれ、風 ひらけ、道〜牡丹山諏訪神社古墳奇譚〜」いよいよ今週末、幕が上がります。

ご期待ください。



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(記:倉島)







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